『となりのトトロ』都市伝説~作品の「読み方」を考える

スタジオジブリの永遠の名作『となりのトトロ』(宮崎駿監督、1988年)。豊かな想像力から生まれた夢いっぱいの本作は、いまや世界中で愛されています。筆者の私もトトロ大好き。月夜の晩にトトロといっしょに空を飛ぶあのシーンには …

鼻をつまむだけでは解決しない!タレント本の問題点とは?

「タレント議員」は決して誉め言葉ではありませんよね。知名度が高いから当選はするけれど、普通の議員と違って政治家としての能力はなく裏方に動かされているだけだ、という嫌悪を表す呼び方です。「タレント本」が鼻をつままれるのも、 …

純文学とエンタメ作品の定義と実情―一人ひとりが一作一作判断しよう

小説をはじめ、文章による創作には自然とついてまわる「純文学」「エンタメ作品」という分類。これまで文学・アートの在り方を論じてきて、一度はっきりさせなくてはと思っていたテーマです。今回は、辞書の定義に当てはめる作業によって …

アウトサイダーの小説家だから悩まないで済んだ3つのこと

実を言うと、私は小説を書く人の悩み相談やアドバイスに共感したことが一度もありません。 もともと私は、フィクションにはほとんど手をつけない人間でした。読むといえば、法律書など実用書ばかり。小説は三年に一作読めば多いほうで、 …

アイドルみたいな文豪?―小説の商業主義と、現実的な未来とは

私はこれまでの活動を通して文学における行き過ぎた商業主義に厳しい目を向け、また警鐘を鳴らしてきました。今回は、私自身の経験から、最もショッキングで性質悪い例を紹介したいと思います。 目線が引き寄せられた顔写真の正体は…… …

広く、抽象的で、多面的な現実と向き合って

作品が一段落しました。高校生たちの平凡でそれなりに楽しい日常を写実的に描きながら、その背景である社会の在り方に、厳しく警鐘を鳴らす構成になっています。 作品をまとめあげると、頭の中がばらばらになったような虚脱感がただよう …

静観、行動、ユーモア:作家に必要な3つの要素

ある目的に対して、手段というのは複数考えられるものです。たとえば東京から福岡へ行く方法だったら、おおざっぱなだけで飛行機、新幹線、バス、フェリーの4通りがあり、ここに具体的な路線、便などが加わってうんと枝分かれします。そ …