広く、抽象的で、多面的な現実と向き合って

作品が一段落しました。高校生たちの平凡でそれなりに楽しい日常を写実的に描きながら、その背景である社会の在り方に、厳しく警鐘を鳴らす構成になっています。

作品をまとめあげると、頭の中がばらばらになったような虚脱感がただようものなんですよね。本日は、感じたことを、とりとめもなく、ぽつり、ぽつりと。

いいところを探したい

親しい友達であれ、全然違う文化の初対面の人であれ、他者と顔を合わせたら、その人のいいところを探したい。人間同士に、尊敬の念を張りめぐらせたい。

情報過多の現代で

「取捨選択」と呼ぶと堅いけれど、たとえば今朝見たニュースの中で、必要だった情報なんて、本当はひとつもないんじゃない? 頭を混乱させ、心を暗くしただけじゃない? 本当に気にしなくていいよ。

優等生の苦しみ

成績面にせよ、性格面にせよ、両方にせよ、「優等生」であることがどれほど辛いかは理解しているつもり。それが案外自信につながらないということも。大事なことは何度繰り返しても多すぎるなんていうことはないからここでも言うけど、あなたはあなたであればいい。

大人社会に宣戦布告!

頭にくるものは頭にくると言っていい。

冒険は終わらない

広く、抽象的で、多面的な現実のどこに焦点を合わせるか、どんな角度で切り込んで、どんな切り口を見てみるか、それによって、作品のテーマは決まります。一作品で扱える事柄は、限られている。今回はこれでと決めて世界を構築するけれど、本当にこれでよかったのかという気持ちは必ず残る。

語りたくてたまらない一面が心に留まった時、それがアートを始める動機になる。

だから、作品は終わっても、創作に終わりはない。

まだまだ、言いたいこと、あるんだから。


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