『となりのトトロ』都市伝説~作品の「読み方」を考える 日夏 梢 2020年11月21日 文学 / 美術 スタジオジブリの永遠の名作『となりのトトロ』(宮崎駿監督、1988年)。豊かな想像力から生まれた夢いっぱいの本作は、いまや世界中で愛されています。筆者の私もトトロ大好き。月夜の晩にトトロといっしょに空を飛ぶあのシーンには …
『千と千尋の神隠し』考察と論評―両親、坊、湯屋が表象した戦後日本 日夏 梢 2020年9月23日 人権 / 美術 / 芸術論 難解な映画として知られ、「こういうのをおもしろいというのか、いまいち理解できなくて首をかしげた」といった感想がめずらしくない『千と千尋の神隠し』。私は以前、引きこもりの文化的・歴史的背景や今後を論じた際に、戦後社会と日本 …
人工知能(AI)の問題点・デメリット5選と、人間が全然心配しなくていいこと 日夏 梢 2020年7月18日 社会 / 自然科学 以前、映画『2001年宇宙の旅』の続編『2010年』の記事で、同作が人工知能(AI)を冷静に描いているところに好感を持ったと書きました。今回はあらためて、人工知能(AI)について「今すぐ対応が必要な問題点」と「全然心配い …
鼻をつまむだけでは解決しない!タレント本の問題点とは? 日夏 梢 2019年1月24日 文学 「タレント議員」は決して誉め言葉ではありませんよね。知名度が高いから当選はするけれど、普通の議員と違って政治家としての能力はなく裏方に動かされているだけだ、という嫌悪を表す呼び方です。「タレント本」が鼻をつままれるのも、 …
純文学とエンタメ作品の定義と実情―一人ひとりが一作一作判断しよう 日夏 梢 2018年9月10日 文学 / 芸術論 小説をはじめ、文章による創作には自然とついてまわる「純文学」「エンタメ作品」という分類。これまで文学・アートの在り方を論じてきて、一度はっきりさせなくてはと思っていたテーマです。今回は、辞書の定義に当てはめる作業によって …
アイドルみたいな文豪?―小説の商業主義と、現実的な未来とは 日夏 梢 2017年8月2日 文学 私はこれまでの活動を通して文学における行き過ぎた商業主義に厳しい目を向け、また警鐘を鳴らしてきました。今回は、私自身の経験から、最もショッキングで性質悪い例を紹介したいと思います。 目線が引き寄せられた顔写真の正体は…… …