”自粛警察”の心理~逮捕者はどこで道をまちがえたのか

2020年”コロナ禍”の日本において独特な現象が起こりました。いわゆる”自粛警察”です。 ”自粛警察”とはおおよそ、営業自粛や外出自粛をしていないとみなした店舗等や個人を非難したり、自粛を迫ることを指しています。一方的な …

植松聖「神のお告げ」の結末―津久井やまゆり園事件裁判に思うこと

戦後最悪の大量殺人事件、津久井やまゆり園事件。2020年1月に、植松聖(さとし)被告人の裁判が始まりました。 私は以前、パーソナリティ障害と犯罪や刑事責任能力の関係を解説した時にこの事件に触れています。今回は、近年で最悪 …

映画『華氏119』:マイケル・ムーア監督が映したトランプ当選を考察!

当ブログで取り上げることすでに3回。ポピュリズムが荒れ狂うこの時代を語るなら、トランプ大統領は避けては通れない人物です。 インターネットからの個人情報流出事件解説と、自分でできる対策:トランプ当選の闇。Facebook上 …

アスペルガー症候群の有名人が特徴ある話し方のスピーチで残したもの

先日、アスペルガー症候群を公表している有名人が、世界中のメディアをにぎわせた。スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリ氏である。彼女は、16歳という若さと世界規模にまで広がった環境活動、そして国連での「涙のスピーチ …

皇室の背後の闇勢力―タブーになっている理由まとめ

こんなにたびたび取り上げているにもかかわらず、メディアは皇室・天皇について核心的な議論はしようとしません。話題を表面的な範囲にとどめ、頑として踏み込まない。そういう自らの態度すら他人事のようにながめている。テレビ、新聞、 …

戦争体験談は現在、風化どころか不足中―各世代への提言

「戦争の記憶が風化している」と近年はよく言われますね。実際、戦前生まれの世代では心配や焦りの声が広がっているようです。 ……いや、待ってくださいよ。それ逆、逆じゃありませんか? 「証言はある。だけど人々が関心を持ってくれ …

誰かの言葉で傷ついたとき、どうすればいい?―4つの応急処置方法

町、学校、職場、家庭、ネット上。世間には人を傷つけるような言葉が多く出回っています。それらが当たり前のようにはびこっていることも、残念ながら少なくありません。基本的には「無視」がいちばんなのですが、無視する以前に暴言が目 …

アイドルみたいな文豪?―小説の商業主義と、現実的な未来とは

私はこれまでの活動を通して文学における行き過ぎた商業主義に厳しい目を向け、また警鐘を鳴らしてきました。今回は、私自身の経験から、最もショッキングで性質悪い例を紹介したいと思います。 目線が引き寄せられた顔写真の正体は…… …

広く、抽象的で、多面的な現実と向き合って

作品が一段落しました。高校生たちの平凡でそれなりに楽しい日常を写実的に描きながら、その背景である社会の在り方に、厳しく警鐘を鳴らす構成になっています。 作品をまとめあげると、頭の中がばらばらになったような虚脱感がただよう …

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