有名子役のその後や未成年ユーチューバーから考える「子どもにやらせる」産業の倫理 日夏 梢 2021年1月10日 社会 「まだ何も持たない子どもに歌ったり踊ったりさせて、ちやほやして金をもうけるなんて!」――ある時私の知人は、スマホを一瞥するやいなや、身の毛もよだつとばかりに不快感をあらわにしました。彼女は当時、小3と5歳の子を育てていま …
映画『オペラ座の怪人』あらすじと感想―現代人にとって最も身近な「オペラ」 日夏 梢 2020年11月5日 エンターテインメント / 芸術論 / 音楽 『オペラ座の怪人』(原題:The Phantom of the Opera ジョエル・シュマッカー監督)は、同名小説を原作としたアンドリュー・ロイド・ウェバーによるミュージカルを2004年に映画化した作品です。 実は同作 …
提言:「アーティストシップ」の必要性 日夏 梢 2020年9月18日 芸術論 スポーツにスポーツマンシップという理念があるなら、アーティストは「アーティストシップ」を宣誓すべきである。私は、表現にのぞむ者は、創作・表現の指針となる高い理念を掲げるべきだと提言します。 私がこのような結論に至ったのは …
芸能人の薬物依存疑惑・逮捕と自主規制―「作品に罪はない」議論を徹底解説 日夏 梢 2020年9月12日 法律 / 芸術論 薬物事件で逮捕され、警察署前でフラッシュを一身に浴びながら頭を下げる俳優やミュージシャン。そのたびに出演映画やドラマが公開中止、DVD・CD・音楽ダウンロードが販売停止に。ここ数年、芸能人の薬物犯罪に厳しい対応を求める声 …
YouTuberの行く末~問題とその後を考える 日夏 梢 2020年9月7日 社会 世をにぎわせ、いまや子どもの将来の夢として挙がるようになったYouTuber。動画の投稿を仕事にする彼らの存在は、人々の間にすっかり定着している。 しかし、YouTubeはこれまで大きく、そして急激に変遷してきた。それに …
純文学とエンタメ作品の定義と実情―一人ひとりが一作一作判断しよう 日夏 梢 2018年9月10日 文学 / 芸術論 小説をはじめ、文章による創作には自然とついてまわる「純文学」「エンタメ作品」という分類。これまで文学・アートの在り方を論じてきて、一度はっきりさせなくてはと思っていたテーマです。今回は、辞書の定義に当てはめる作業によって …
静観、行動、ユーモア:作家に必要な3つの要素 日夏 梢 2017年2月26日 文学 ある目的に対して、手段というのは複数考えられるものです。たとえば東京から福岡へ行く方法だったら、おおざっぱなだけで飛行機、新幹線、バス、フェリーの4通りがあり、ここに具体的な路線、便などが加わってうんと枝分かれします。そ …