芸能人の薬物依存疑惑・逮捕と自主規制―「作品に罪はない」議論を徹底解説

薬物事件で逮捕され、警察署前でフラッシュを一身に浴びながら頭を下げる俳優やミュージシャン。そのたびに出演作が公開中止、CD等が販売停止に。2019年ごろ、芸能人の薬物犯罪に厳しい対応を求める声が上がる一方で、その行き過ぎ …

年齢で追う尾田栄一郎さんの経歴と『ワンピース』の歴史

先日『ONE PIECE FILM RED』の映画レビューを執筆した際、読者から大きな反響をいただいた。その時にも少々触れた『ワンピース』の作者・尾田栄一郎さんの経歴、そして変化を、今回は年齢を追う形で全部まとめたいと思 …

Ado『うっせぇわ』の歌詞の意味を3つの視点から読み解く

2021年の音楽シーンを席巻しているAdoの『うっせぇわ』。その攻撃的な歌詞が各分野で話題になっているので、今回はその意味や音楽としての構成、ヒットの背景などについて解説し、最後に私見を述べたいと思います。 Adoの『う …

ゼロからわかる!初音ミク・ボカロPとは&音楽制作の行方

「ニコニコ動画でボカロPをやってるんでしたよね?」――以前会った人に突然そう言われ、私はなんでそんな話になったのかと目を白黒させたことがあります。どうやらその人は、私が趣味は作詞作曲だと言ったのを、頭の中でそう変換してし …

有名子役のその後や未成年ユーチューバーと「子どもにやらせる」産業の倫理

「まだ何も持たない子どもに歌ったり踊ったりさせて、ちやほやして金をもうけるなんて!」――ある時、私の知人はスマホを一瞥するやいなや、身の毛もよだつとばかりに不快感をあらわにしました。彼女は当時、小3と5歳の子を育てていま …

『オペラ座の怪人』あらすじと感想―現代人にとって最も身近な「オペラ」

『オペラ座の怪人』(原題:The Phantom of the Opera ジョエル・シュマッカー監督)は、同名小説を原作としたアンドリュー・ロイド・ウェバーによるミュージカルを2004年に映画化した作品です。 実は同作 …

提言:「アーティストシップ」の必要性

スポーツにスポーツマンシップという理念があるなら、アーティストは「アーティストシップ」を宣誓すべきである。私は、表現にのぞむ者は、創作・表現の指針となる高い理念を掲げるべきだと提言します。 私がこのような結論に至ったのは …

純文学とエンタメ作品の定義と実情―一人ひとりが一作一作判断しよう

小説をはじめ、文章による創作には自然とついてまわる「純文学」「エンタメ作品」という分類。これまで文学・アートの在り方を論じてきて、一度はっきりさせなくてはと思っていたテーマです。今回は、辞書の定義に当てはめる作業によって …

静観、行動、ユーモア:作家に必要な3つの要素

ある目的に対して、手段というのは複数考えられるものです。たとえば東京から福岡へ行く方法だったら、おおざっぱなだけで飛行機、新幹線、バス、フェリーの4通りがあり、ここに具体的な路線、便などが加わってうんと枝分かれします。そ …

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