日夏梢の自由研究へようこそ!

こんにちは。作家・評論家の日夏梢(ひなつこずえ)です。ようこそ、ブログ「日夏梢の自由研究」へ!

各種記事を取りそろえていますので、どうぞご自由に手に取ってお読みください。

執筆・創作活動

言論・評論

法律や社会問題から、アート、IT、あるいは映画やゲームといったポップカルチャーまで、幅の広い言論活動を展開しています。

当ブログでは、これまでに数多くの解説や評論を執筆してきました。

知識を共有するために

世に知られるべきなのに広まっていない知識は、古今東西無数にあります。聞けば世界が変わる知識。ふれる機会にとぼしいだけで人生に役立つ情報。「むずかしそう」と敬遠されがちな、社会・国家の動きに関すること。

また、我々には、手遅れになる前に”いま”をいますぐ論じるべきときもあります。近年私が最も注視しているのは、世界を荒らしまわるポピュリズムの潮流です。

IT的にいえば、SNSは一介の投稿サイト運営業にすぎません。しかし、この新型メディアプラットフォームが21世紀前半の時代の象徴であるのは事実です。いまやSNSは世界を動かす土壌となり、その普及は人々の人格さえも変えてしまいました。感情論が、熱湯の泡のごとく次から次に湧いて出る。まるで正義の味方のような態度でバッシングが行われる。質の悪い情報は増える一方ですが、SNSアカウントは、単純かつ感情的なほうが人気やフォロワー(=ついていく人)を集めます。ここ5年ほど私がくり返し訴えているのは、こうした傾向はいわゆる右も左も変わらないということです。差別や大衆煽動、民主主義の破壊は米トランプ元大統領に代表されますが、それに抗議する人々もまた非民主的である。人を守るはずの人権論は、その人々自身の手によって俗流化が進んでいます。ポピュリズム的な風潮と民主的プロセスの軽視が世界の潮流となりつつあるいま、私は単純化されがちな世論から一歩引き、自己の主張をする際にも他の見方が存在できる余地を残すよう、よりいっそう意識するようになりました。

さらには現代特有の事情も。インターネットやAI(人工知能)をはじめ、コンピューター関連の技術は現在進行形でめまぐるしく発展しています。新たな輝かしい可能性が広がる一方、私から見て「これは知っておかないと危ない」と世に伝えたい事実はすでに出てきています。

すべて正しい知識は、広く共有されるべきだと考えます。

未知の答えを導くこと

人の世は、どこにピントを合わせてよいものやら、途方に暮れるほど広く複雑で多層・多元的です。

日々の暮らしのなかで何かがおかしい、どこか生きにくいと感じたら、「何が問題なのか」を見定めるのが第一の問題です。私はまず「ここが問題だ」とピントを定め、頭の中から最適な「見方・考え方」を選び出して現実を分析します。そして分析結果をもとに、「ならどうすればいいのか」と解決策を導き出すのです。

自分で着眼、解決するどころか、著名な先生の書物をそのまま引用するだけで「自分は知的だ」と信じ込む人は、哀しいかな、今日に至っても絶えません。かと思えば、現代大衆社会においては、感情を爆発させたり、奇抜なことを言ったりやったりするのが、才能や、行動力や、革新性や、オリジナリティだとかんちがいされている場面も少なくない。一見相反するこれらはコインの裏表です。主体的な知的態度と自然な個性を欠いているからです。

自ら問題点を見定め、まだ誰も見たことがない答えを導き出す。それは文士の大事な役割だと考えます。

独立性へのこだわり

言論は独立性が命です。

私は文章を執筆するだけでなく、当サイトを制作し、管理運営を行うウェブマスターでもあります。さらには、まったくのゼロから新しいワークプレイスを立ち上げた点で、起業家としての顔も持っています。

私には既存のメディア各社や言論界との間にしがらみがありません。当サイトをまるごと「自分の世界」にすることで、自分の表現・言論の独立性にこだわり抜いています。

残念ながら、2024年現在、日本の言論およびメディアには「言論」と呼べるだけの独立性がありません。「報道番組」や「レビュー」の皮をかぶった商品や作品の宣伝(ステルスマーケティング)が蔓延し、それが当たり前になっている。言い換えれば、メディアや出版社が、実質的には広告業者でしかないのです。ではなぜそうなのか、原因をたどっていけば、戦前の言論統制と、それを克服できないまま経済成長に没入した戦後社会に行き当たります。日本のメディア・出版は、ファシズム体制崩壊から70年以上が経過したいまもまだ立ち直れていないのです。この問題は、私が執筆活動をする中でも直に感じたことがあります。

私は、この新しい方法で独立した言論を発信することによって、人々が信頼度の高い言論に触れられない日本社会に一石を投じ、また同時に、作家の新しい「働き方」の前例をつくりたいと思っています。

娯楽記事について

当ブログでは、私自身の表現・言論だけでなく、ちまたで人気なエンタメも取り上げています。扱っている分野は、主に映画とゲームです。

映画レビューでは「人に語りたい映画」を取り上げています。多くは私のお気に入り作品であり、楽しんでもらえればと思っているのですが、私の執筆活動はあくまで「批評」。独立した立場から客観的な批評を世に送り出すことを主眼に執筆しています。

ゲームは学生時代いちばんの趣味で、感動したこと、やりこんだ思い出、ゲームを通して考えたことが山ほどあります。当ブログでは、ゲームレビューや、今ではめずらしくなった個人運営の攻略ページを書いています。私自身がかつてゲーム雑誌等で親しんだ「社会への扉」としてのおもしろさを付加できたら、との意図から、ゲームならではの表現技法や、文化に関すること、業界の動向などにも触れるようにしています。

娯楽が多様化した現代では、これだけたくさんの中からそれを好きになったということに、その人の感性や性格が表れます。したがって、好きな娯楽を語ることは、ある種の自己表現になると考えています。また同時に、「好き」について語ることは、同じ趣味を持つ読者とつながり、交流を深めるよい機会にもなっています。

文芸作品

芸術的創作の中心は小説です。作品『ポリゴンの裂け目』はポプラ社小説新人賞候補作。伝えたいこと、共有したい思いを、小説という形に構築しています。人間らしく生きにくい、問題山積みの社会への分析と挑戦です。それと並行して、個々人の心の動き、葛藤や希望を、実感に沿って描いています。小難しくはしません。文学青年風なじめじめ感にもノーを。中高校生を主人公にフレッシュな視点で、私自身も楽しみながら書いています。明るさと遊び心が、アートという方法ならではの良さだと思うから。

当ブログ内で全部または一部をエッセイ形式で書いた記事は、エッセイのページにまとめてあります。

音楽作品

作詞・作曲・アコースティックギターの弾き語りをしています。こちらは完全アマチュア主義で、当ブログで作品の歌詞を発表しています。

私の創作の原点は作詞作曲です。音楽作品一覧はこちら

その他アート表現

当サイトは、外注することなく、私が自分の手で作りました。サイト自体がまるごと私の作品になっています。

表現は文章に限らず、アイデアが出てきたら積極的に挑戦しています。当ブログはアーティストとしての試みの場にもしていて、ひとつの世界を終わりなく作り続けています。

テーマ別ブログ案内

日夏梢プロフィール – 事務的なプロフィールのあとに、くわしい自己紹介も書いています。

時代への提言・アートへの提言

時代への提言:いま言いたいこと、いま注目してほしいこと、いますべての人に知れ渡るべきこと、そんな”いま”への提言を数多く書いてきました。

文士への提言:読む人、書く人、出版業界、そして社会へ、文学や言論の在り方・考え方を提言してきました。とくに商業主義の弊害や自主規制問題等、表現の自由の危機に異を唱え、文士に向けて「第三次産業革命を活用せよ」と訴えています。

”アーティストシップ”:アーティストであることの本質的な意味や創作姿勢、職業倫理について「アーティストシップ」という概念を提唱し、くりかえし発信してきました。

記事の重さ別案内

ゆるゆるリラックスタイム:お楽しみ用の記事を集めたページです。映画のことなら映画レビュー一覧を、ゲームはゲーム情報を、新しい趣味をお探しの方は「ビギナーズガイド」をどうぞ。

深刻な記事一覧:硬質な言論、社会評論等はこちらです。現代の民主主義、人権問題、人命にかかわること、社会の持続可能性など、深刻なテーマを解説・論評してきました。

難易度別ナビ

イージー:基礎の基礎からしっかり解説。法律や社会問題など一見むずかしそうなテーマでも、身近な例やたとえをふんだんに、わかりやすさ・読みやすさを大事にしています。ゼロからはじめて一からわかる――そういう記事のラインナップです。

ノーマル:ふつう。標準。一般向け。書店や新聞のイメージです。

ハード:専門的な内容を扱っている、または独自の視点や考察を多く含む記事は、難易度を「ハード」に設定しています。社会評論等をお求めの方は深刻な記事一覧と併せてご覧ください。

筆者のSNS

X(旧Twitter):ブログ更新のお知らせや写真の投稿などをしています。創作をされている方は、プロ・アマや芸術分野を問わずフォローしています。

Mastodon:経営陣の不安定化によってX(旧Twitter)のユーザー離れが進み、活動報告の場として機能しなくなったため、現在Mastodonへの移行を進めています。私は以前より、最も理想的なSNSはMastodonだと目星をつけていました。活動報告や日常の気軽な投稿など、いまではメインのSNSになっています。ThreadsやMisskeyなど、Fediverse内の他のSNSアカウントからもフォローできます。

OFUSE(オフセ):読者からのメッセージおよび経済的ご支援の窓口としては、クリエイター支援プラットフォーム・OFUSEを利用しています。詳しい活動報告はこちらで投稿しています。表現活動への継続的なご支援をくださる方は、限定特典付きの月額メンバーシップをご検討ください。読者からのファンレターは何よりの励みになります。応援よろしくお願いします!

POTOFU(ポトフ):OFUSEの姉妹サービス・POTOFUをポートフォリオとして利用しています。私の表現内容および各種アカウントへのリンクをすべてまとめてあります。

YouTube:普段の執筆活動とは一線を画した、趣味と遊び中心のスペースにしています。写真をまとめた動画、当ブログの記事と連動したゲームのプレイ動画や、日常の一コマなどをアップしています。将来的には音楽作品を発表したいと考えています。

なお、日本国内では多くの文章系クリエイターが「note」を利用しているのですが、私は設けておりません。これは私の活動方法および考え方が同サイトと合わないためです。

Ko-fi:海外の読者からご支援を集めるため、英語にてアカウントを開きました。もちろん日本語も歓迎です。


それではブログ『日夏梢の自由研究』をどうぞお楽しみください!

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