このたび、私の表現活動に月額メンバーシップを新設しました。毎月一定額で私の活動を応援でき、私からは、心からのお礼としてメンバー限定の特典をお送りします。
当ページでは、用意した2つのプランとその特典を、月額メンバーシップへの入り方を含めて紹介します。
表現者・言論者は「独立性」が命です。既存の企業を介さず、経済的支援を読者から直接受け取ることは自由な表現・言論の礎になると、私は確信しています。
そんな未来を現実にすべく、日夏梢の月額メンバーシップをどうぞご検討ください。
詳細・ご加入はこちら >> 日夏梢 / Kozue HINATSU(OFUSEアカウントページ)
目次
「何気ない日常プラン」
まず一つ目の月額メンバーシップは、「何気ない日常プラン」です。
月額490円にて日夏梢の表現活動を応援できます。
特典として、メンバー限定の投稿で、私の何気ない日常生活を不定期でお届けします。
デジタル会員証も発行されます。ご支援の証です。
「何気ない」というのは、思想性がないという意味です。私の肩ひじ張らない普段の様子や出来事で、例えば……
- 空にいわし雲が出ました
- 今日は〇〇の曲をかけました
- 〇〇を見に行きました
といった、気軽に見て読める内容になります。眼に楽しいよう、できるだけ写真を付けようと思っています。
陰ながら応援してくださる方に
世界に「オンラインでクリエイターを支援する」という新型サービスが登場してからというもの、日本は税法制の制限で寄付ボタンが使えないなど海外諸国から出遅れていたのですが、ここ10年で状況は様変わりしました。最近では巷の人々にすっかり普及したようです。私がMastodonでアンケートを投稿したところ、回答者の7割以上が「”投げ銭”や月額支援をしたことがある」と答えました。
このように支援を送る側の人々を見ていくと、クリエイターと直接やりとりをしたい人と、逆に陰ながら応援したい人に二分されている感があります。
YouTuberのようなエンタメ系クリエイターだと前者が中心です。中には、”投げ銭”したファンにコメントを返さなかったことから関係がこじれたり、トラブルに発展したりしたYouTuberや”ライバー(ライブ配信者)”もいるようです。若者が派手な身なりの”ライバー”に夢中で”投げ銭”していたら、クレジットカードで何十万円も使い込んでしまった……といった消費者問題が時々ニュースで取り上げられていますね。
対して、私の読者は、傾向としてどちらかというと後者です。わざわざ感想を送ってきた読者でも私との間に濃密な関係は求めておらず、中には「お返事はけっこうです」と私の時間を気を遣ってくださるような読者もいました。
私が月額メンバーシップに利用するクリエイター応援プラットフォーム・OFUSEには、多様なジャンルのクリエイターや団体・店舗が集まっています。運営会社は「普段から作品や活動を楽しんでいるファンの中には、特典のためではなく『陰ながらそっと活動を支えていたい』という人も結構います」と認識していて、そういうファンのために匿名での支援機能まで提供しています。
なので、今回月額メンバーシップを始めるにあたっても、陰ながら愛読してくださっている方を念頭に、金額も中身も「重くない」プランを用意しました。
490円という金額は、カフェで紅茶を1杯とる金額というつもりで設定しました。カフェに1回入る分のコインを私の表現活動への支援にまわしてくださる方は、「何気ない日常プラン」にどうぞご加入ください。
「次回予告メールプラン」
もう一つの月額メンバーシップは「次回予告メールプラン」です。
こちらは月額1100円、雑誌1冊の金額で私の表現活動を応援できます。
特典は、「何気ない日常プラン」で見られる限定投稿に加えて、月に1~2回、「次回予告メールプラン」限定のメールマガジンをお届けします。メールマガジンでは、次に執筆するテーマを誰より先にお知らせするほか、そのテーマがこれまでに執筆したブログ記事とどうつながっているのか、また私の近況や、まだ計画段階にある今後の活動予定などをしっかり書いて送ります。もちろん会員証も発行されます。
私の頭の中をのぞいてみたい方に
私の表現は体系づけてあります。あらゆる表現物は網の目のように関連し合っており、そのネットワークから孤立したものは一つとしてありません。
ただ、熱心な読者でも、なかなか全部を読むというわけではないと思います。社会問題に切り込んだ記事が目的の読者はその方向の記事だけをたどりますし、逆にゲームレビューが目当ての方は深刻な記事を読もうとはしないでしょう。
しかし、全てが体系づけてある以上、例えばアニメ映画の記事に戦後日本社会への見方が書いてある、といったことはよくあります。たとえ「こういう方向の記事は自分には関係ないな」と思われたとしても、実は関係ある内容が書いてあって、見逃
そこで、熱心に読み込んでくださる読者には、メンバー限定のメールマガジンを通して、私が今何を考えているのか、何に問題意識を持っているのか、私の思考がどういう過程をたどったのか等々、私の「頭の中」をお伝えしようと思います。YouTuberや”ライバー”のように私との間の人間関係を濃密にするのではなく、内容的に濃い特典です。
「次回予告メールプラン」は、私の思考や思想的な面に関心のある読者に向けて作った月額メンバーシップです。もちろん、カフェ1回分よりたくさん応援したいという方も歓迎です。
一回ぽっきりのご支援には
以上、今回お知らせしたのは、月額による継続的なサポートプランでした。
でも、毎月引き落とされるのは不安……という読者も多くいらっしゃると思います。
月額メンバーシップは都合が良くない場合、一回ぽっきりで支援を送る方法もあります。何を隠そう、OFUSEの中心的なサービス「支援付きファンレター」は「あとぐされのなさ」が特長。読んでいてちょっと「いいな」と思った時に「投げ銭」することができるのです。匿名でも送れます。
今回は良い機会なので、OFUSEの使い方を紹介したいと思います。公式サイトの「ファン向けはじめてガイド」もぜひご参照ください。
参考リンク:ファン向けはじめてガイド(クリエイター支援プラットフォーム・OFUSE公式サイト)
支援付きファンレター
OFUSEの「支援付きファンレター」は、「1文字2円のファンレターを送れる」というコンセプトのクリエイター支援サービスです。
1回に送れる金額は、100円~11,000円です。サービス運営費を差し引いて、寄付額の90%がクリエイターに届きます。
OFUSEレターの送り方:要するに、金額を決めてお支払いへ進めばOK
どこかで”投げ銭”機能を使ったことがある方には、数百円からの支援を送ることはいまや日常の一部と言っていいでしょう。
しかし、娯楽が多様な現代では、”投げ銭”など縁がない人も大勢います。「1文字2円でファンレターを送れる」と言われてもピンと来ず、「どうやるのか分からないから……」と二の足を踏んでしまうのではないでしょうか?
なのでやり方を解説しようと思うのですが、実際のところ、難しい点はありません。要するに、いくら送るか金額を決め、あとは支払いへ進めばいいだけです。
支払いはクレジットカード(またはVプリカ)なので、ネットショップで物を買うのと大差ありません。
百聞は一見に如かず。クリエイターのページにアクセスし、「ファンレターを送る」をクリックすると、こういう画面に出ます。
支援付きファンレターを送るには、画面上から順に
- 「支援付きレターを送る」のところで金額を決める。
- 字数以内でメッセージを書く(字数を埋める必要はなし)、またはスタンプを選ぶ。
- 便箋デザインを選ぶ。
- ファンレターの公開範囲を「一般公開(=誰でも見られる)」「クリエイターのみ」から選ぶ。
- 匿名で送りたい場合はチェックを入れる。
- お支払い画面へ
と進んでいくだけです。(ちなみに、「支援付きレターを送る」をオフにすれば無料でメッセージを送れます。)
特に難しい点はありませんし、一生懸命文を書く必要もありません。
支援のコインを「お手紙」というオシャレな形で送れるんだ、と理解すればいいと思います。
リンク:日夏梢 / Kozue HINATSU – OFUSEアカウント
投稿へのコメントでもOK
支援付きファンレターと同じことは、実はOFUSE上の投稿へのコメントでもできるようになっています。
私はOFUSE上の投稿を旧Twitterに替わる活動報告の場にしています。SNS的な雰囲気が好みの方は、ぜひ支援付きコメントを利用してみてください。
リンク:日夏梢 / Kozue HINATSU – OFUSEアカウント
結びに―作家の新しい活動方法に応援をお願いします
表現・言論分野の機能不全が深刻な日本社会を前に、私は活動を始めた当初より「アーティストは活動方法においてもクリエイティビティを発揮すべきだ」と主張してきました。私自身が文章を執筆するだけでなく、サイト制作・管理運営者、スタートアップとしての顔を持ち、第三次産業革命・インターネットを活用した作家活動を実践してきました。
日本ではまだ法制上ウェブサイトに寄付ボタンを設置することができなかった10年ほど前から、海外ではすでに、クリエイター支援サービスのパイオニア・Patreonで募った経済的支援によって毎月の生計を立てるアーティストが現れていました。
悔しい思いを胸に海外アーティストを眺めていた時から10年。2023年の段階では、日本でも同様の形式はすっかり普及はしましたが、他方で、支援を募る利用者の多くがエンタメ系なのも事実です。”投げ銭”といって思い浮かぶのは、派手な身なりと言動で若者を引き付ける新手のタレント”ライバー”ではないでしょうか? しかし、それが可能になった以上、作家がオンラインでのサポートによって大きなことを成し遂げられる未来はもうそこまで来ていると私は確信しています。
そんな未来を私と一緒に導きませんか? どうぞ、日夏梢の表現・言論活動への経済面でのご支援をよろしくお願いします。
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著者・日夏梢プロフィール||X(旧Twitter)|Mastodon|YouTube|OFUSE
クリエイター支援サイト9選ー作家視点のおすすめ&海外との比較 – 私が月額メンバーシップに利用しているOFUSEの運営会社・Soziは、国内の真の意味での起業家で、内容的にも私は海外の同様のサービスと比べて絶賛しています。実を言うと、応援してほしい会社、伸びてほしい会社でもあるのです。その話も書いておきましたので、クリエイターの方もファンの方もぜひ利用を考えてほしいと思います。
広告ブロックをやめてほしいとクリエイターは思っているのか – インターネットにおける表現・言論活動を破壊しかねない広告ブロックの問題を論じました。
Discordのアカウント作成方法と使い方―招待されてやってみた感想と現状 – 間接的ですがKo-fiを開設したことを報告しています。
Vimeoアカウントを開設しました – 言論用の動画SNSをYouTubeチャンネルとは別に開設しました。
YouTuberの行く末~問題とその後を解説 – YouTubeの歴史を解説し、海外と比べて日本のYouTuberが特別大衆的であることなども指摘しました。
芸能人の薬物依存疑惑・逮捕と自主規制―「作品に罪はない」議論を徹底解説 – 各ジャンルのアーティストは独立性を守るため活動方法を工夫すべきだという提言が書いてあります。
純文学とエンタメ作品の定義と実情―一人ひとりが一作一作判断しよう – 表現・言論分野の首を絞める構造を指摘しました。