人が好きなものには、後天的に興味を持ったものと、生まれ持った感性でぐぐっとひかれる原初的な趣味があります。そして、私が生まれつき好きだったものというと……歌、魚、宇宙、そして「かわいいキャラクター」。私のまるくてやわらかいキャラ歴は、物心ついた3歳からになります。今回は、そんな私が感性でこよなく愛する歴代かわいいキャラクターと、趣味で撮影した動物の写真を特集します。
- キャラクターの紹介
- それぞれの良さ
- アイテムやデザインの哲学
- リアル動物
の4つの視点を織り込みながら書いていきますので、読者のみなさんと共有できたらうれしいです!
現役で追っているキャラクターたち
カピバラさん
これを書いている今だと、かわいいキャラクターといったらまず「カピバラさん」が浮かんできます。
🍎カピバラさん🍎
本日から不定期で、改めてカピバラさんとなかまたちの紹介をさせていただきます✨
リプライで #カピバラさん のこんなところが好き!という愛をぜひ聞かせてください👂#カピバラさんと仲間たち紹介 #カピバラさんへの愛を語ろう pic.twitter.com/A1223jkFL7
— カピバラさん【公式】 (@FROM_TRYWORKS) June 3, 2023
ミドリノ草原でのんびり暮らすカピバラさん。バンプレスト(現・バンダイの一部)に在籍していたデザイナーさんのグループ、TRYWORKSによるデザインです。
デビューは2003年。最初はクレーンゲームの景品だったのですが、人気が広がり、幅広いグッズが展開されていきました。いまではオフィシャルショップ「キュルッとショップ」やファンクラブが作られています。
外部リンク:カピバラさん公式サイト
パーフェクトなかわいさ
お顔のてん目。まるくてながいフォルム。やわらかそうなものごし。ゆるくてのんびりした性格。カピバラさんは、キャラをかわいくするポイントが満載です。
そんなカピバラさんシリーズの中で、私がとくに好きなのが……
今日は前髪がチャームポイント、
ひだまりさん の紹介です。#ひだまりさん #カピバラさん pic.twitter.com/WsdvcaTYvB
— カピバラさん【公式】 (@FROM_TRYWORKS) December 9, 2019
ひだまりさんです! やさしい黄色にお花の香り。「パーフェクトなカピバラさんがさらにパーフェクトになった!」と感涙です。
以前ドコモスマホに「iコンシェル(今のMy daiz)」があったころは、いつもひだまりさんが私の画面を歩いていました。もっとグッズがあったらほしいなぁと思っているのですが、読者のみなさんはどうでしょうか?
いちばんお気に入りのぬいぐるみ
そして私が持っているお気に入りグッズはこれ。

2011年のうさぎ年にキュルッとショップで思わず買った、カピバラさんとホワイトさんのぬいぐるみです。横のネジをまくと歩きます。
パーフェクトなフォルム。短い手足。ほんわりカラー。そこにもってきてうさぎの耳をかぶっているからかわいさ120%です。手ざわりもソフトで、サイズ感もにぎりやすいところが最高です。
日常でさりげなく持てるアイテム
カピバラさんは、日常生活で使いやすいグッズが出ているのがうれしいです。
たとえばこのパスケース。「おとなカピバラさん」シリーズのもので、長年愛用しています。だから私は電車に乗る時、いつもカピバラさんに会えるんです。

「おとなカピバラさん」シリーズは、大人でもさりげなく使いやすいというのがコンセプトですけど、やさしい色にフルーツ柄でかわいさにも妥協がありません。そこがポイント高しです。
思わず買ってしまったといえば、このポーチもそうでした。

外出でハンドジェルやお薬ケースを持ち歩くのに使っています。
大人になると、ビジネスシーンのように相手に与える印象を考えなければならない場面はあります。だけど、生まれつき好きなキャラは、大人になってもあきらめたくない。それに、持って生まれた感性をあきらめるということは、外界に左右されて自分を失うことでもあると考えています。だから私はこれからも、日常でさりげなく、カピバラさんを持ち歩きたいと思います。
たまごっち
たまごっちは、90年代に一大ブームを巻き起こした、たまご型の育成ゲームです。当時のブームは社会現象といわれ、北米など世界でも人気を博しました。物語は、隅田川にたまごっちたちが乗るUFOが落ちてくるところから始まります。
初代の本体は白黒ドット絵のシンプルなものでしたが、後にカラー液晶化されます。シリーズは時代に合わせて変化しつつ発展を遂げ、2021年には四半世紀、25周年を越えました。
外部リンク:たまごっちシリーズ(バンダイ公式サイト)
筆者の初代たまごっちを初公開!
たまごっちは、私が自分のサイトに初めて書いたポップカルチャーの話題でもあります。これなら読者と共有したい、と思えるほど思い入れが強いのです。
そんなシリーズ往年のファンの私。すべては小学2年生の時、初めて手にしたこのたまごっちから始まりました。

白にうずまきのこのデザインは、初代たまごっちの新色として発売されました。今ではピンクのうずまきは日に焼けてもうあまり見えないのですが、白い本体に水色とピンクという色合いがかわいいんです。その画面上でピコピコ動く小さな「デジタルペット」に、小学生の私はすっかりとりこになりました。
96年時代のおたから
めったに開けない引き出しを引っぱると、たまごっちのお宝がいろいろ出てきます。たとえばこんなの。

ハートにドキュン。ぶわっと熱くなる目頭。この気持ちはとても言葉では表せません。
世界はひとつ! みみっちの魅力
たまごっちのキャラクターはものすごい数いるのですが、その中で私が特に好きといったら、みみっちだと思います。「新種発見!!たまごっち」で初登場した、シリーズの代表的なキャラクター。じつは海外でも高い人気を誇っています。
IQが200くらいあるとかないとか…!?みみっちの紹介なのです!皆さんにもっとたまごっちのこと、知ってほしいのです!#Tamagotchi pic.twitter.com/PJAPezRD8t
— 【公式】たまごっち (@TMGC_net) April 24, 2023
シンプルにかわいいキャラクターようでいて、みみっちには世界でたった一人のみみっちらしさがあります。パステルカラーのエッグバスケットから研究で作ったマシンまで、何を持ってもよく似合うのはすごいことなんじゃないでしょうか。
はっきりした個性があるのは、みみっちに限らず、たまごっちキャラクター全般に言えることです。世界観も唯一無二。オリジナリティは、たまごっちシリーズを支える大きな魅力だと思います。
20年以上にわたって安定したかわいさと人気を誇るみみっちですが、私がとりわけグッときたのはLINEクイックゲーム版の時でした。

お顔や形が、私の思うみみっちそのもの。これぞパーフェクトみみっち!!
……と一人でほくほくしていた矢先、SNSを回遊していたら、海外のたまごっちファンが「これぞ本物のみみっちだ!」とよろこんでいるのを目の当たりにしたのです。あの時は驚きました。
私と同じような趣味の人は、世界中どこにでもいるんですね。こういう部分、人に文化の違いなんてないんだと知りました。
San-X(サンエックス)
かわいいキャラクターをいろいろ出しているメーカーといったら、サンエックスは語るに欠かせません。
有名と言ったら「リラックマ」や「すみっコぐらし」でしょうが、他にもいろんなキャラをぞろぞろ世に送ってきた文具メーカー。デザインは、社内のデザイナーさんたちが手がけているそうです。
外部リンク:San-X公式サイト
なごみまくり
サンエックスの系統は私も大好きで、これまでずいぶんいろんなキャラクターを渡り歩いてきました。ももぱんだ、まりもこちゃん、みかんぼうや……。
いま私の家で目立っているといったら、2022年に20周年をむかえたこの子でしょうか。

のんびりシェイプがかわいい、さんしょううおみたいなこの子はその名も「なごみまくり」。背中からティッシュがシュッと出ます。
このティッシュカバーは前に一度黄色いしみがついてしまったことがあり、布の劣化かとあきらめかけたのですが、だめもとで洗濯機に入れてみたら、見事に真っ白ふわふわによみがえりました。だからいまも私の家に住んでいます。
みかんぼうや
サンエックスといえば、私のお宝引き出しには、中学のころ友達からもらったこんな子もいます。

当時、私がこういうキャラをこよなく愛していることは、友達みんなが知っていました。サンエックスの文具を学校に持って行っていたからです。それで友達の一人が、確か誕生日の時、ガシャポンのケースにペンでメッセージを書いてプレゼントしてくれました。思い出とともにある。そんなキャラもいるんです。
ポケモンでかわいいといえば?
日本が世界に誇るシリーズ、ポケットモンスター、略してポケモン。
そのはじまりは、90年代にほとんど注目されていなかった携帯ゲーム機・ゲームボーイの、そのまた何のお墨付きもない新作ゲームでした。制作者は、あまり日の目を見ていなかった「通信ケーブル」に着目し、友達とモンスターを交換したり戦わせたりできるというコンセプトで『赤・緑』という2つのバージョンを発売。するとその通信プレイやリアリティのある世界観から爆発的な人気作となり、アニメ化、映画化、グッズ化とクロスメディア展開されるに至りました。
参考リンク:歴代ポケモンゲーム一覧、感想&レビュー
外部リンク:ポケモンずかん(公式サイト)
私がコミュニティデイで燃えたのはこのキャラクター!
いまや1000種類を超えるポケモンですが、その中で「かわいいキャラクター」といったら誰になるでしょうか?
あれもこれもと挙げていったらリストはどんどんのびていくでしょうが、私がピックアップするなら、チルットは入ってくると思います。あのふわふわ感とまるっこさがポイントです。
原作ゲームは大きく発展してきましたが、シンオウ地方の時からは毎バージョン、色違いをゲットしやすい要素が組み込まれるようになりました。それを駆使してピィやハネッコの色違いをゲットできた時はうれしかったですね。
色違いの中では、黄色いチルットもあこがれのひとつでした。私は『X・Y』の時にチルットのタマゴをかえしまくったのですが、どの子もみんな青くて、ボックスが何杯も埋まっていき、ついにはあきらめることに……。
ところが何年も経ってからまたとないチャンスが到来。スマホの『ポケモンGO』でチルットのコミュニティーデイが開催されることになったのです! この時ばかりは燃えました。

私は普段「ポケモンGO」にはあまり熱心でないのですが、チルットのコミュニティーデイだけは、3時間ぶっ通しで、チルットを血眼でゲットし続けました。そのかいあって、ボックスには黄色いチルットがぞろぞろと並んでいます。
シャワーズから学んだキャラクターデザインの奥深さ
他にも触れておくなら、華やかなイーブイ系は人気が高いですね。
私のもとにもこんなぬいぐるみが。

あぁ、かわいい。いやされる……。
ところがこのゆったりシャワーズ、上で紹介したサンエックスなどの中に入ると、意外と浮いてしまうんですよ。私自身、棚にかざった時は驚きました。ほんのちょっとした色味の加減なんだと思います。
ポケモンは、もともとバトルするもの。かわいさを主眼にデザインされていないと、どんなにかわいくても芯のところが違ってくるんですね。デザインという分野の奥深さを感じました。
原点となった、幼いころのかわいいキャラクター
冒頭で、私は物心ついた3歳の時からかわいいキャラクターが好きだったと言いました。
では、原点は何だったのか――。ここからは、私が幼いころ好きだったキャラクターを紹介していきます。
チアリーチャム(サンリオ)
記憶をさかのぼっていくと、最も古いところで行き当たるキャラは……サンリオの「チアリーチャム」です。
サンリオといえばサンエックスと並ぶかわいいキャラクターの牙城ですが、チアリーチャムは今ではあまり知られていないかもしれません。デビューは1979年。さみしがりやでお茶目なうさぎのチャムと、その友達、ゾウのパム、ブタのプー、ネコのミュー、クマのムーとネズミのチュたちが仲良く暮らしています。
まだ現役の超年代物グッズ!
と紹介した通り、主役の名前は「チャム」なのですが、私は小さいころ、かん違いしたのか「チャリーちゃん」と呼んでいました。
そんなチアリーチャム、私にはいまでも使っている超年代物グッズがあります。まず一つは、この歯みがき用のコップです。

なんで今でも使い続けているのか……と聞かれても、じつは特別な意味はありません。新しい歯みがき用コップをあえて買おうとしなかったから、いつの間にか時が過ぎて、今まできたという感じです。
私がえんぴつ用にしているペンケースもそうです。

美術用の濃いえんぴつを収納しておくのにたまたま選ばれたのをきっかけに、いまでもその役目を果たし続けてくれています。
かわいいキャラクターのモチーフになる動物では、クマ、イヌ、ネコ、ブー、ケロなど人によって好みがいろいろだと思います。そのこだわりはきっとみんな生まれつきで、理由はないんじゃないでしょうか。そして私はうさぎがいちばん。「チャリーちゃん」がまた町に並ばないかな、なんて思います。
外部リンク:チアリーチャム(サンリオ公式サイト)
シルバニアファミリー
私が幼いころ好きだったかわいいキャラクターというと、チアリーチャムの他に「シルバニアファミリー」が思い浮かびます。
シルバニアファミリーシリーズは、森で暮らす動物たちのドールハウスです。エポック社のロングセラーで、いまも小さい子のおもちゃの定番に数えられるでしょう。人形は細かい毛のように手ざわりが良く、きせかえもでき、おうちや家具は大人でも目を見張るほど細部までよく作り込まれています。
筆者の初代ラッキーアイテム
私が忘れられないシルバニアのアイテムはこれ。

木の展望台と、リスの赤ちゃんです。展望台はくるくるまわるし、ドアも開いたりと、本当によくできています。
以前ニンテンドースイッチの話をした時に「私は前から”幸運度”がけっこう高くてゲームソフトが当たった」と言ったのですが、じつは、私が生まれて初めて懸賞で当てたのがこの木の展望台。いわば、私の初代ラッキーグッズなのです。
外部リンク:シルバニアファミリー公式サイト
動物―リアル生き物だけの魅力
以上は、デザイナーさんたちが手塩を込めて描いたかわいいキャラクター7選でした。
ここからは、リアルな動物も特集したいと思います。
キャラクターとリアル動物の最大の違いは、生き物は自分の意思で動く、というところでしょう。自分の思い通りにできないから、命の尊さが感じられるように思います。それに、生き物に意識を向けることには、心理的にセラピー効果もあるんだとか。
私は写真を趣味にしているので、かわいく撮れた動物を載せてみようと思います。
リス

クルミをカリカリ、小刻みにかじっているしぐさは小動物そのもの。自然な場所でのびのび暮らしている感じもステキでした。
動画だと動いているところが見られていいですよね。
モルモット
お次はモルモット。ずん胴で、その毛並みには底知れぬ魅力を感じます……!

生物学的に、モルモットは南米出身のげっ歯類。カピバラと同じです。
水の中、海の中
お魚も載せておきましょうか。

水の中、海の中の世界へのあこがれは、人間のルーツにさかのぼる、うんと深いところにあるような気がします。
まとめ
以上、私が3歳からこよなく愛してきたかわいいキャラクターと、趣味で撮り下ろした動物を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか? 好きなキャラ、あるいは知らなかったキャラはいましたか? 読者にとって眼福なページだったならうれしいです。
人の好きなもののうち、感性でこだわるものは、職業にするにはあまり向かないかもしれません。でも、それはしがらみのない、絶対的な個性の一端。この世に持って生まれた、原初的な自分らしさそのものです。
私は普段は好き嫌いでものを扱う立場ではないのですが、今回は1ページをまるごと個人的に好きなもので埋めつくしてみようと思いました。
この記事に結論とかはないです。はじまりは泡のような自然発生で、これから達成したいマイルストーンなどもありません。のんびり、ゆったり、キャラクター紹介や生き物の写真は、たまに増えるかもしれません。
(記事公開:2023年8月8日、最終更新:同18日)
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